초록

『朝鮮総連』は、多くの日本人に朝鮮のことを正しく伝えるために、また日本と親善関係を深めるために、1956年12月から刊行された日本語版の総連の機関紙である。1961年1月には『朝鮮時報』に改題し、北朝鮮と韓国の情勢変化により掲載される記事の内容も次第に変わっていく。 『朝鮮新報』(朝鮮語版)には、小説が不定期的ではあるものの、連載されている。これとは対照的に『朝鮮時報』には詩が多く掲載されている。その中で許南麒の詩は、『朝鮮総連』に掲載されたものは、主に在日朝鮮人や北朝鮮への帰国に関するものであるが、『朝鮮時報』に書かれた詩は、彼の祖国、総連の立場として対外的な活動を基にしたものである。また李錦玉の詩のように、朝鮮学校に通っている子供の様子から、「男女平等」の奨励により、女性の母性が強調されていくものに変わっていくことが分かる。また創作小説は、二編が掲載されているが、いずれも登場人物は総連の立場からというより在日朝鮮人そのものを描いたとも言えよう。 『朝鮮時報』には、全体的に『朝鮮新報』より創作作品が少なく、また日本人による記事も『朝鮮新報』より多く掲載されている。これは、創刊号に書かれたように、日本との親善関係を深めることをより重視していたからであり、また、小説などの創作は、『朝鮮新報』に書くように勧められていたとも言えよう。

키워드

참고문헌(11)open

  1. [기타] / 解放新聞

  2. [기타] / 朝鮮民報

  3. [기타] / 朝鮮新報

  4. [기타] / 朝鮮総連

  5. [기타] / 朝鮮時報

  6. [단행본] 金達寿 / 1980 / 金達寿小説全集 二 / 筑摩書房

  7. [단행본] 許南麒 / 2006 / 〈在日〉文学全集 第2巻 許南麒 / 勉誠出版

  8. [단행본] 宋恵媛 / 2014 / 「在日朝鮮人文学史」のために / 岩波書店 : 82 ~ 87

  9. [학술지] 洪ジョンウン / 2015 / 女性同盟 とオモニ・アイデンティティ―1960 年代在日朝鮮人の民族運動における 女性たちの遂行性を中心に― / フォーラム現代社会学 : 5 ~ 11

  10. [학술지] 오은영 / 2018 / 在日朝鮮人文学における様相―『解放新聞』(1952年9月~1953年12月)を中心に― / 日本文化學報 (78) : 317 ~ 344

  11. [단행본] 오은영 / 2018 / 재일조선인 미디어와 전후 문화담론 / 박문사 : 177 ~ 179