초록

本研究は現代の韓国と日本の作家の中、女性作家である金ビョルアと松井今朝子が歴史的女性を描き続けている点に着眼したものである。なぜ、二人の作家が歴史的女性を描き続けるのか、また、歴史的女性描写により具現していることは何かを分析するのが本研究内容である。これは、二人の作家のそれぞれの最初の作品、『ミシル』と『奴の小万と呼ばれた女』のミシルと小万の身体描写の分析を通じて、過去から現代に至る日韓両国の女性認識の社会文化的様相を理解するためのものでもある。実存した時代的状況や身分の相違があるにもかかわらず、ミシルと小万は普遍的でない身体が社会文化的に注目を浴びてきた点で類似している。しかし、ミシルは祖母により女性ジェンダーはもちろん、それを超越する欲望をも認められつつ育ったのに対し、小万は祖母より女性ジェンダーを強要されつつ育ったという差異も認められる。 究極的には、ミシルは自由を得るために女性としての身体を積極的に利用した反面、小万は女性としての身体を解放させたという差異が認められる。その一方で、二人とも女性としての身体ではなく固有の身体(=アイデンテティー)を認めてくれた男性と疎通したという点では類似している。換言すると、本研究で扱った二つの作品には女性ジェンダーを超越する個人の身体(=アイデンテティー)を肯定する男性の登場が必然的であった。これは女性ジェンダーの問題が男性を通じてはじめて言及可能だという事を明らかにする地点であるので、女性ジェンダー議論の限界を示唆するものでもある。  一方、ミシルの自由は全てを「得る」自由であり、そのため身体を利用した。しかし、小万の自由は全てを「放棄」する自由であり、身体を解放した。このような相違をすぐに日韓の女性認識と連動させるのは論理の飛躍であるが、しかし、ミシルと小万を歴史的に享受し続けた両国の社会文化的脈略の中に、金ビョルアと松井今朝子が属しているという事実は否めないのである。したがって、今日ミシルと小万を通して、両国の社会文化が女性の「身体」と「自由」に対応する傾向の差異を鑑みることが可能であると思われる。

키워드

身体, 女性, ミシル, 奴の小万, 金ビョルア, 松井今朝子

참고문헌(19)open

  1. [학술지] 고영란 / 2011 / 여걸 고만(奴の小万)의 문예화에 대한 소고(小考) / 일본학보 (86) : 235 ~ 247

  2. [단행본] 김대문  / 2005 / 화랑세기 / 소나무 : 5

  3. [학술지] 김옥란 / 2006 / 이미지로 포장된 미실, 그녀가 없다 〈미실〉 / 공연과 이론 (22) : 134 ~ 138

  4. [학술지] 김용희 / 2004 / 한국현대문학에서 몸 담론과 몸 연구의 새로운 가설에 대하여 / 한국문화연구 6 : 135 ~ 161

  5. [학술지] 김주영 / 2012 / 미야모토 유리코(宮本百合子) 문학의 신체표현 - 『노부코(伸子)』 도입부 분석을 중심으로- / 日本語文學 1 (53) : 183 ~ 202

  6. [단행본] 문은미 / 2011 / 왜 아직도 젠더인가?-현대사회와 젠더 / 부산대학교 여성연구소 : 100

  7. [학술지] 신재홍 / 2005 / 미실과 사다함, <송사다함가>와 <청조가> / 고전문학과 교육 (10) : 239 ~ 266

  8. [단행본] 안숙영 / 2011 / 왜 아직도젠더인가?-현대사회와 젠더 / 부산대학교 여성연구소 : 16

  9. [학위논문] 양자영 / 2012 / 다무라 도시코(田村俊子) 초기문학 연구 : 여성 신체성과 저항의 관점에서

  10. [단행본] 전성곤 / 2009 / 근대 일본의 젠더 이데올로기 / 소명출판 : 159

  11. [단행본] 요로 다케시 / 2005 / 일본 문학과 몸 / 열린 책들 : 12

  12. [학술지] 이도흠 / 2003 / 필사본 『花郞世紀』의 사료적 가치에 대한 국문학적 고찰 / 국제어문 (29) : 233 ~ 260

  13. [단행본] 이정희 / 2003 / 여성의 글쓰기, 그 차이의 서사 / 예림기획

  14. [학위논문] 이청 / 2007 / 한국 현대소설에 나타난 신체표징 연구

  15. [단행본] 江種満子 / わたしの身体、わたしの言葉-ジェンダ-で読む日本近代文学- / 翰林書房 : 23

  16. [단행본] 中野三敏 / 2006 / 続近世畸人伝 / 中央公新社 : 208 ~ 212

  17. [단행본] 長野ひろ子 / 2003 / 日本近世ジェンダ-論 / 吉川弘文館 : 133

  18. [단행본] 김별아 / 2012 / 미실 / 해냄

  19. [단행본] 松井今朝子 / 2007 / 奴の小万と呼ばれた女 / 講談社