초록

本稿では、モダリティ形式のタ形が「過去時における」判断を表すという仁田(1989)、益岡(1991)を批判し、モダリティ形式がタ形を取っても「発話時における」判断を表す場合があるなど、モダリティ形式のタ形の意味は一概ではいえないことを示す。そこで、本稿では、真偽判断にかかわるモダリティ形式「かもしれない」「にちがいない」「ようだ」「らしい」「はずだ」のタ形を対象にこれらのモダリティ形式のテキスト(会話文、小説・新聞)による現れ方やタ形のタの意味を考察した。その結果、真偽判断にかかわるモダリティ形式は「かもしれない」「にちがいない」、「ようだ」「らしい」、「はずだ」の3つのタイプに分類されることを明らかにした。 「かもしれない」「にちがいない」のタ形は会話文にはほとんど現れず、小説・新聞に現れることを示し、この場合のタ形のタは「かたりのタ」であると述べた。 また、「ようだ」「らしい」のタ形は会話文、小説・新聞に現れるが、会話文においては<推量>の用法は現れず、<様態><伝聞>を表すという制限があることを指摘し、この場合のタ形のタを「命題に近いタ」であると説明した。それに対し、小説・新聞に現れる場合は用法の制限なく現れ、この場合のタ形のタは「命題に近いタ」や「かたりのタ」であると述べた。 最後に、「はずだ」のタ形はテキストに関係なく現れるが、会話文においては主に反事実を表し、この場合のタを「ムードのタ」から説明した。また、小説・新聞においては反事実を表す場合と表さない場合、さらに、<思い出し>を表す場合があることを示し、この場合のタ形のタを「ムードのタ」や「かたりのタ」と関連付けて述べた。

키워드

疑似モダリティ, 真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形, タ形のタの意味, かたりのタ, 命題に近いタ, ムードのタ

참고문헌(14)open

  1. [단행본] 庵功雄 / 2006 / モダリティ形式のタ形に関する一考察. in: 日本語文法の新地平2 / くろしお出版 : 137 ~ 154

  2. [단행본] 工藤真由美 / 1995 / アスペクト・テンス体系とテクスト―現代日本語の時間の表現― / ひつじ書房

  3. [학술지] 高瀬匡雄 / 1999 / モーダルな意味の変更―「~らしい」「~ようだ」を中心にして― / 立正大学文学部論叢 110 : 83 ~ 98

  4. [단행본] 高梨信乃 / 2004 / 評価のモダリティ」仁田義雄・益岡隆志・田窪行則編. in: モダリティ / くろしお出版 : 80 ~ 120

  5. [단행본] 寺村秀夫 / 1984 / 日本語のシンタクスと意味 第Ⅱ巻 / くろしお出版

  6. [단행본] 仁田義雄 / 1989 / 現代日本語文のモダリティの体系と構造. in: 日本語のモダリティ / くろしお出版 : 1 ~ 56

  7. [학술지] 丹羽哲也 / 1992 / 過去形と叙述の視点 / 国語国文 61 (9) : 16 ~ 34

  8. [단행본] 益岡隆志 / 1991 / モダリティの文法 / くろしお出版

  9. [학술지] 三宅知宏 / 1995 / 「推量」について / 国語学 183 : 86 ~ 76

  10. [단행본] 宮崎和人 / 2002 / 認識のモダリティ. in: モダリティ / くろしお出版 : 121 ~ 172

  11. [기타] / 1995 / 『CD-ROM版 新潮文庫の100冊』(1995)、新潮社

  12. [기타] / 2000 / 『CD-毎日新聞』2000年1年間・2002年1月~5月、日外アスシエーツ

  13. [기타] / 2004 / 朝日新聞 2004年5月 

  14. [인터넷자료] / www.yahoo.co.jp