中央農業総合研究センター北陸研究センター
2011 年 80 巻 1 号 p. 103-109
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北陸地域の排水不良転換畑で排水改善処理した後にダイズの畝立て栽培を3ヶ年行った結果,排水改善区の作土層の土壌含水率は対照区に比べて同等あるいは低く推移したが,梅雨時期に耕盤上に滞水する状況は処理後1~2年は改善されたものの,3年目の効果は認められなかった.また,排水改善区では,個体当たりの分枝節数は多く推移し,子実肥大中期の地上部乾物重,LAI,窒素吸収量は増加し,開花期以降の根の活性も高く推移する傾向を示し,3ヶ年の平均では増収効果はなかったが,低収年では増収効果がみられた.
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