確かな学力の育成 : 国語基本教材の授業アプローチの方法 『史記』(司馬遷)の場合

学部・附属学校共同研究紀要 39 号 129-134 頁 2011-03-24 発行
アクセス数 : 2225
ダウンロード数 : 3099

今月のアクセス数 : 3
今月のダウンロード数 : 6
ファイル情報(添付)
AnnEducRes_39_129.pdf 1.11 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
確かな学力の育成 : 国語基本教材の授業アプローチの方法 『史記』(司馬遷)の場合
タイトル ( eng )
To Cultivate Solid Academic abilities : An Approach toaJapanese Fundamental Material, "Shiji" by Simaqian, in classical Chinese
作成者
岡本 恵子
黒瀬 直美
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
39
開始ページ 129
終了ページ 134
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
確かな学力の育成のためには, 国語科では基本教材のあり方を常に問い直す試みが不可欠である。本研究は, 中学校・高等学校の文学的文章の基本教材の授業においてどのような読みの学力を育成することができるかを, その授業アプローチに焦点化して3年間にわたって実践・検証したものである。

第1年次は中学校の基本教材である「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ), 第2年次は高校の基本教材である「羅生門」(芥川龍之介), 第3年次に当たる今年度は, 高等学校古典(漢文)の基本教材である『史記』(司馬遷)を取り上げた。『史記』の基本教材としての今日的価値を明らかにした後, 「項羽本紀」の「鴻門之会」に絞って実践を行った。全体での読解授業に入る前に, 当該部分を生徒独自に読み解かせた。そして, 授業の前後に人物・表現・場面の3点に関してアンケートをとり, 分析し, アンケートから導かれたことを土台に効果的なアプローチの方法を提案した。殊に学習者が『史記』の叙述の何に着目し, それをどのように評価したかを踏まえた。具体的には, 「鴻門之会」の「身振りの文学」としての性格を基底に据えたアプローチの提案となった。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2011-03-24
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679