1965 年 68 巻 11 号 p. 2121-2125
BF3・OEt2を触媒とするエチレンイミン(EI)とプロピレンオキシド(PO)の1:1共重合過程を残存モノマーのガスクロマトグラフィーによる定量によって追跡した。
常圧下および封管中での塊状重合ならびに常圧下での溶液重合について追跡したところ,まずEIが重合し,生成したポリエチレンイミンにPOが付加し,オキシプロピル基になることが明らかになった。反応中,N-(2-オキシプロピル)エチレンイミンの生成も認められたが, 主反応でなくEIがほぼ消滅してから重合する傾向を示した。
EIとPO 消費速度の差は封管塊状重合<常圧塊状重合<常圧溶液重合の順であった。
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