臨床血液
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Symposium 1
多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞療法
保仙 直毅
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2021 年 62 巻 6 号 p. 619-623

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抄録

CD19キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法は,B細胞白血病およびリンパ腫に有効であることが示されてた。現在,多くの研究者が様々な種類のがんのためにCAR-T細胞を開発しようとしている。多発性骨髄腫(MM)に対しては,B細胞成熟抗原(BCMA)が有望な標的であることが示されている。ただし,MMの治療は依然として困難であり,より良い標的分子の同定を多くの研究者が試みている。我々は,活性化型インテグリンβ7がMMに対する非常に優れたCAR-T細胞の標的であることを報告し,現在治験を実施中である。

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© 2021 一般社団法人 日本血液学会
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